モラルBOX日記

【南知多町立師崎小】「匿名・なりすまし」の世界

公開日
2012/10/03
更新日
2012/10/03

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校では第4学年の児童について、次のような情報モラルについての指導を行いました。
 事前に、パソコン・インターネット・携帯電話に関する情報モラルのアンケートを行ったところ、下記のような結果が得られました。
○ インターネットを使うと何でも調べることができる ‥‥79%
○ パソコンやインターネットはとても楽しいものだ  ‥‥63%
○ パソコンやインターネットには危険なこともある  ‥‥ 5%
 これらの実態から、トラブルや事件に巻き込まれないよう、実際にあった事例を話し、パソコンを利用する時の留意事項を指導する必要性を感じました。パソコンやインターネットの世界には、便利で楽しいことがたくさんある反面、多くの危険もはらんでいることを理解させたいと考えました。
 そこで、「なりすまし」をテーマに、本校の情報アドバイザーである本田幸男さんと共に、下記の内容で、情報モラルの授業を行いました。
1 ネット社会における、「匿名」の危険性を話す。
2 「なりすまし」によるトラブルや事件の事例を話す。
3 チャットを「なりすまし(匿名)」で行い、危険性を理解させる。
(使用ソフト:一太郎ジャストスマイル/つながるネット/チャット)
4 「なりすまし」被害に遭わないために気をつけることをまとめる。
(個人情報を教えない,情報を鵜呑みにしない,など)
 授業後のアンケートでは、次のような感想が書かれていました。
 「文字を打ったり、メッセージを送ったりするのは楽しい」
 「インターネットの世界はこわいと思った」
 「インターネットからケンカが始まることを初めて知った」,
 「自分の名前がばれないというのは、楽しいけど、怖いと思った」
 これらの指導は継続的に行うことで効果が出るものであるため、全学年において、1年生からの情報モラルの指導を積み重ねていくよう計画されています。モラルを守って情報社会を生きていける児童を育てていきたいと思います。

【画面の写真 PC室内でチャット(匿名)をしている場面】