【田原市立田原中部小】脈々と続く崋山劇
- 公開日
- 2012/11/13
- 更新日
- 2012/11/13
ちょっといい話
本校の学芸会には,80年ほど続いている演目があります。地域の方から「崋山先生」と親しみを込めて呼ばれている郷土の偉人「渡邊崋山」の少年時代をモチーフにした歌唱劇です。
写真は,その一つ「立志」の一場面です。登(のぼり:崋山の少年時代の名)は,池田藩の若君の行列を妨げたとしてひどい仕打ちを受け,打ちのめされます。しかし,そこから「私は,勉学の道をきわめ,きっと立派な人になろう」と心に誓うストーリーです。
この演目の他にも「板橋の別れ」(歌唱劇)と「花と茨」(舞踊)が,時代を越えて脈々と受け継がれています。
「今年も『板橋の別れ』を観て泣かせてもらった」「私も昔,合唱隊でこの歌を歌ったよ」「うちの孫が登役をやらせてもらって,こんなにうれしいことはない」など,地域の方からも大切にされています。
崋山先生の教えに学び,地域の方からも温かく見守られて,子供たちは健やかに成長しています。