【刈谷市立朝日小】正しい情報を選択できるように
- 公開日
- 2012/11/26
- 更新日
- 2012/11/26
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
2年生の子どもたちは、周りの人が言うことを鵜呑みにし、一見うそのように聞こえる情報でも本当のことだと信じてしまうことがあります。そこで、情報を信じ込むことの危険性を考えさせ、正しい情報を自分で選択する力を培うことをねらいとした授業をコンピュータ室で行いました。
資料として、「水道タンクに毒を入れられたため、水道の水を絶対に飲まないこと」、「周りの人にも毒を入れられたことを教えてほしい」という架空のメールを子どもたちのパソコンに送信しました。
初めにこのメールを見た時、子どもたちは、「もう水道の水を飲んじゃった」「今日の給食は食べるのをやめとこうかな」というように、うその情報を本当のことだと信じているようでした。そこで、「もし、このメールがうそだったとしたら、周りの人にうそを伝えることになるよ」と投げかけたところ、子どもたちはうそか本当か調べなければならないことに気づいていきました。
子どもたちは、自分なりに調べる方法を考え、「薬を混ぜてみて毒が入っているかどうか調べる」という直接調べる方法を思いつきました。しかし、Aの「ほんとかうそかパソコンでたしかめる」という意見をきっかけに、パソコンだけでなく本を読んだり先生にたずねたりし、本当に正しい情報なのか、「おいしい水かんりくみあい」は実在するかどうかを調べればよいことに気づくことができました。そして、様々な視点から情報の信憑性を確かめなければならないことが分かりました。
子どもたちは、この実践を通して「情報をすぐに本当のことと信じないこと」「情報の信憑性を確かめるために、様々な方法で調べたり、周りの大人に相談したりすること」を理解することができました。