【設楽町立名倉小】ちょっといい話
- 公開日
- 2012/11/19
- 更新日
- 2012/11/19
ちょっといい話
「北設楽郡生徒指導連絡協議会研修会」には、生徒指導担当者だけでなく、民生委員、児童委員各代表、保護司、設楽警察署担当の方なども出席されました。町村に分かれての情報交換会では、各校児童の様子、生徒指導上の問題点などについて報告されましたが、どこの学校も問題になるような事柄はありませんでした。司会の先生が「最後に、地域の方々、お気づきの点がありましたらおねがいします」と言われた時、名倉の後藤さん(保護司:元田口高校校長)が発言されました。何かよくなかった点でも指摘されるかと思いましたが、違いました。
夏休みに、地域の祭礼に向けてお囃子の練習に子どもたちが参加するのですが、練習が終わって子どもたちにアイスをあげようと、高学年の子に「好きなのを取れよ」と渡しました。大きい子たちが自分から先に取るかと思ったら、低学年の子から順に取らせていて、感心しました。
些細なことかもしれませんが、小さい子を思いやる行動が自然にできる子どもたちの姿を知り、嬉しくなりました。温かい目で見てくれる地域の方々の存在にも感謝です。
高学年の子の行動は、今回たまたまではなく、かつて上級生からされたことを自分たちもしたのだと思います。良き「伝統」が子どもたちの社会に残っていること、子どもはよいことも悪いことも真似をする存在であることを感じました。