【豊田市立敷島小】みんな気持ちよくなれるように!
- 公開日
- 2012/11/19
- 更新日
- 2012/11/19
ちょっといい話
9月の終わりのことです。学区の方から電話がありました。本校の児童のことで、お話したいことがあるというわけです。まず、その話から紹介します。
電話をしてくれた方の地区では、一人しかいない6年生児童が、学校からの配布物を全家庭に配っているそうです。配るために家に来てくれた時には、元気よく爽やかな挨拶をしてくれて、とても気持ちがよい。道路で出会っても、いつも挨拶をしてくれる。そのことを、自分の職場で同僚に話したら、「それはぜひ、その子が行っている学校に教えてあげた方がいいよ。」と言われたそうで、それで学校に電話があったというわけです。
学校では見ることができない児童の姿を知ることができ、この児童のよいところを改めて認識することができました。それとともに、地域にこのように児童をみてくださる方がいることもうれしいことです。
さて、この児童をはじめとする6年生5人が全校児童に呼びかけて、芋ほりを行いました。校庭の一画に作られているサツマイモを縦割り班で収穫しました。そのサツマイモをどのようにして食べるか?6年生が考えたのは、「芋きんとん」にすることです。このように考えた理由がまた素敵です。「焼き芋を作るとすると、子どもは火に芋を入れるだけになって、作る途中を楽しめない。それに、火の番を先生にやってもらわなくてはいけない。」「芋きんとんだと、自分の食べる分を自分で作ることができるので、作る途中も楽しめる。」というわけです。
どの子も楽しめるようにという発想と爽やかに挨拶をするという行動の根っこは同じだと思います。このような児童がいることを誇らしく思い、それを教えてくださる地域の方がいることをうれしく思います。