【豊川市立小坂井西小】キラリ輝く子どもの姿
- 公開日
- 2012/11/26
- 更新日
- 2012/11/26
ちょっといい話
本校では、校歌の一節に歌われている、よい子・強い子を育てようと児童の日常の中の「善行」を認めて来ました。子どもたちや職員からふさわしい行いを募り、随時、集会等で表彰しています。校長自らが描いたミニ表彰状に、善行に合う言葉を添えて児童を讃えています。
本年度はこれまでに5組の児童らに手渡されました。内容は様々で、心温まるものばかりです。その中の一つを紹介します。
【3年での理科の授業中】
Aさんが挙手しました。担任の先生はすかさず指名。しかしいざ発言しようとしても、何て言ってよいのかずっと無言のまま。先生は7分間じっと待って応援しました。すると、Aさんが小さな声で「もぞもぞ・・・」。その時、元学級委員のBくんが「聞こえたよ」とつぶやきました。その途端にクラスのみんなから拍手が湧き起こりました。
Bくんに贈られたのは「言葉の力」という善行です。その場にいなくても、この時の子どもたちの表情や温かな空気を感じることができます。Bくんの一言がどんなに意味のある言葉か、よくわかります。相手の気持ちを考え、他者を意識した行動のとれる子どもが一人でも多く現れることを楽しみにしています。
子どもたちが何気なく発した温かな一言、ちょっとした心遣いや思いやりのある行動。それを見逃さずに捉える眼をもつことが私たち教師には必要であることをこの『善行表彰』から学ぶことができました。
キラリ輝く子どもの姿を見つけて、それを学校中に広めていきたいと考えています。