【豊田市立畝部小】ふるさとの教育力を生かして豊かなこころを培うー畝部愛ランド再生活動ー
- 公開日
- 2012/11/26
- 更新日
- 2012/11/26
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
畝部小学校の、周りには田んぼがあったり、矢作川や家下川があったりして自然豊かな環境です。家下川には、メダカやタナゴ、絶滅危惧種のスジシマドジョウなどが生息する、全国的にも有数の自然環境の良い川です。しかし、あまり子どもたちには知られていないという現状でした。そこで、畝部地区の自然を自慢に思い、故郷を大切に思う子どもたちを育てたいと考えました。
畝部小学校には、畝部愛ランドという、ビオトープがありますが、十分な手入れがされていませんでした。そこで、5年生が中心となり、家下川の環境を手本として、畝部愛ランドの再生活動をしていくことにしました。畝部愛ランドには、ザリガニばかりが多くすんでいて、魚が住めないのではないかと思われました。魚を増やし、水をきれいにし自然豊かな愛ランドにしたい。魚が住めるようにするために愛ランドの大掃除を行いました。
そして、魚が住みやすい環境にするために、家下川に出向き、家下川の自然環境を調べました。また、故郷の自然を残そうとしている阿部夏丸先生に、「魚が住むとはどういうことか」、「どんな場所が魚のすみかになるのか」などの説明をしていただき、愛ランドに入れる魚をとりました。この時、カマツカ、オイカワ、タナゴ、メダカ、家下川の自慢でもあるスジシマドジョウやライギョ、ナマズなども捕まえることができ、愛ランドには家下川の仲間が増えました。その後、全校のみんなに愛ランドの事を知ってもらい、みんなで愛ランドの環境を守ろうと「愛ランド通信」を発信しました。
阿部夏丸先生のほかにも、地域の方々にお話を伺ったりしながら、地域の方々の思いも取り込んだ活動となっていきました。子どもたちが愛ランドを大切にしていく中で、畝部地区の自然や生き物をも大切にする心を育てていってくれることと思います。