モラルBOX日記

【東郷町立音貝小】「秋の一汁一菜」から日本の心を学ぶ

公開日
2012/11/29
更新日
2012/11/29

ちょっといい話

 「和食の達人から技と生き方と日本の食文化を学ぼう」をテーマに、10月31日(水)、5年生48名が「秋の一汁一菜」づくりに取り組みました。特別講師として全技連マイスター・四條流十六代家元入口修三様、同じく全技連マイスター吉田茂男様をお迎えし、栗ごはん(飯)、菊花豆腐(汁)、煮びたし(菜)、醤油漬け(香の物)のつくり方を教えていただき、実際に調理に挑戦しました。
 活動自体は、「夢をはぐくむ あいち・モノづくり体験」事業の一環として、キャリア教育に主眼を置くものでしたが、「日本の食文化」に精通した講師の先生のおかげで、日本の伝統文化や日本人の心も学ぶことができました。子どもが対象でも手を抜かず、材料の栗は丹波産のものを下ごしらえし、生シイタケは焼いて風味を出し、足りない調味料は近くのスーパーマーケットで調達するなど、旬の食材のよさをさらに引き出そうとする講師の先生の「誠実さ」は、言葉以上に伝わるものがありました。
 箸や椀のもち方、食べる順序、食べ方のマナーなど、相手を意識した「礼儀」や「美」、「いただきます」に込められた「感謝」や「生命の尊重」、自然に発生する仲間での「協力」等々、現代人が忘れかけている日本のよさを感じ取れるとてもよい体験となりました。

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