【北名古屋市立師勝西小】高学年としての自覚
- 公開日
- 2012/12/20
- 更新日
- 2012/12/20
ちょっといい話
本校の5年生、6年生のことです。図工の時間、授業の終わりごろに、後片付けを行います。通常は教師が「片づけ始め。掃除して。」と指示を出します。しかし、本校の5年生、6年生は、「片づけ始め。」だけで、全員が、自分たちが使った図工室をきれいに掃除を始めます。
実は、4月当初からこんな光景が見られたわけではありませんでした。4月、図工の時間の第一週目に見られたのは、ほんの一部の児童が率先して、ぞうきんを持ち、箒を持って、自分たちの使っていない場所までもきれいに掃除を行っている光景でした。
翌週、図工の授業を始めるときに先週、率先して掃除をしていた子に、「どうして、指示をされなくても、図工室全体をきれいに掃除したの?」とクラスの子の前で聞きました。その子たちの答えは「自分たちが使ったところだから当然だと思っている。」「自分が汚したとかほかの人が汚したとか関係ない。」というものでした。そこで、その考えを心から認めました。また、高学年として他の見本になる行動と考え方であることをクラス全体に話しました。
先日、廊下を歩いていたら、5年生の児童2人が、廊下に落ちているゴミを拾ってゴミ箱に入れている姿を見ました。あいさつ運動をしている6年生の児童が校門付近に落ちているゴミを拾っていました。
率先してよいことを考えて行う。高学年は、その学校の「顔」です。本校の「顔」は、低学年の模範となる素晴らしい「顔」です。