【豊田市立矢並小】矢並湿地の保全活動で地域の人との交流深まる
- 公開日
- 2012/12/27
- 更新日
- 2012/12/27
ちょっといい話
今年7月、矢並小学区にある矢並湿地がラムサール条約に登録認定され、これを受けて、今年から本校も豊田市環境政策課、矢並湿地保存会の方々等と共に、本校4年生〜6年生の児童が、年に3回保全活動に参加することにした。
<1回目 6月28日 植物・昆虫観察と外来植物除去>
昨年までは、毎年10月に行われる矢並湿地観察会の時だけ湿地内に入り、希少植物の観察をするだけだった。今年は湿地の大切さと湿地を守る人々の努力をしるために保存会の方々と一緒にセイタカアワダチソウなどの外来植物を除去した。保存会の方々は、矢並の地域の方々でもあり、普段から顔見知りであるが、このような活動を一緒に行うのは初めてだった。「抜いていい草か、抜かないで保存するものなのか」を訊いたり、教えてもらったりしながら、家族のことや地域での行事のことなどに話がはずんだ。
<2回目 9月25日 希少植物観察と清掃活動・散策木道の補修>
矢並湿地には“ミカワシオガマ、シラタマホシクサ、トウカイモウセンゴケ”などの東海地方固有の希少植物が生育しており、毎年10月に一般公開(一般観察会)がある。その公開へ向け、近くの道路等の清掃活動、そして湿地を守りながら観察できる散策木道の補修を保存会の方々と行った。散策木道の板や木を直すことでは、釘の打ち方や打つ位置、板をはめる場所等を保存会の方々に教えていただきながら活動を進めた。手際よく作業をする保存会の方々の姿を見ながら、同じように作業する子供たち。子供たちに話をしながら、作業のポイントをうまくアドバスされる保存会の方々。横で見ていて、とっても微笑ましくなってしまうシーンであった。