【岡崎市立小豆坂小】か『かわいいな、優しいな・すてきだな 〜異年齢交流・ふれあいタイム〜』
- 公開日
- 2012/12/27
- 更新日
- 2012/12/27
ちょっといい話
「今日のふれあいタイム、何をするのかな?」朝の健康観察の時間を待つこともできないくらい楽しみしている子供たち。♪春風そよぐ 菜の花に♪『おかざき心の歌』に合わせて、それぞれの活動の場に、一目散に移動する子供たち。毎週火曜日の朝の様子です。
本校では、毎週火曜日の業前、8時15分から25分までの10分間を異年齢交流による『ふれあいタイム』と称して活動しています。そこでは、異年齢集団による遊びを通して、優しい心や思いやりの心、コミュニケーション能力を育むことを目的としています。
『ふれあいタイム』は、1年生から6年生の子供たちを縦割りで、21班に分けて行います。6年生の班長・副班長を中心に、室内遊びと外遊びの計画を立てます。また、遊びがスムーズにできるように、班長・副班長の役割を示した手順表も考えています。
室内遊びは、カルタ遊びやけん玉遊び、お手玉、こま遊びなどです。外遊びは、運動場にある遊具を使ったタイヤ跳び遊びや丸太わたり、雲てい遊び、運動場を使った鬼ごっこや大縄跳び遊びなどです。他には、なかよし広場と呼ばれる場所にあるジャングルジムや登り棒、つり輪遊びもあります。また、けやき広場と呼ばれる場所では、フラフープや棒、一輪車、竹馬等の遊具を使った遊びをしています。多種多様な遊びができるために、短い時間ですが、子供たちは汗いっぱいになります。
1学期の振り返りでは、1年生が次のようなことをカードに書いていました。
・わたしは、けん玉が楽しかったです。お姉さんが見本を見せて、「下から上にあげるといいよ。」と教えてくれました。言われた通り、何回もやってみたら、できました。
・お手玉が楽しかったです。4回できました。お姉さんが「玉が上にいったとき、キャッチするといい。」と言ってくれました。
・お姉さんと一輪車の練習をして、お姉さんの手を使ってこいだら、手を離して一回こげたよ。だから、2学期になっても一輪車の練習を続けたいと思ったよ。でこぼこしてい てこぎにくかったよ。
・竹馬に乗せてもらって、バランスだけとれました。2学期もがんばろうと思いました。竹馬は、おもしろかったです。お兄ちゃんが「のって。」と、言ってくれました。
・わたしは、大縄跳びをしました。とべなかったけれど、お姉さんが「上に跳んで。」と言ってくれたから、大縄跳びができました。
このような『ふれあいタイム』の交流を通して、上学年は下学年に優しく接したり、下学年は上学年の頼もしさにふれたりすることができ、互いを思いやる心やコミュニケーション能力が育ちつつあります。
ふれあいタイムの成果は、学校生活のいろいろな場面で表れています。登下校の通学団登校、掃除での6年生と1年生が一緒に行う教室やトイレ掃除、1学期初めの朝のお世話(用具のしまい方、紙芝居や絵本の読み聞かせ、校歌の練習)などにおいても、異年齢による活動が円滑に進んでいます。
本校では、これからも異学年交流活動に重きを置き、子供一人一人が自分の役割を考えて行動し、優しい心や思いやりの心、かかわり合う力の育成に努めていきます。