モラルBOX日記

【刈谷市立衣浦小】「情報モラルへの取り組み」

公開日
2012/12/27
更新日
2012/12/27

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校の6年生は、30%近くの子が自分の携帯電話を持っており、両親との電話連絡だけでなく友達同士でメールのやり取りをした経験があります。また、インターネットに関してはほとんどの家庭が必要なときに使え、さらに最近では、自分のゲーム機を通してメッセージのやり取りをして遊んでいるようです。
 そんな中、インターネットに夢中になり生活が乱れてしまう子や、動画投稿サイトに撮影した動画を面白半分に投稿してしまった子、遊び感覚で相手にメッセージを送ってしまった子など、不適切な対応をしてしまう子も出てきました。携帯電話やインターネットなど便利な機器を持っているものの、世の中で起きているトラブルや事件についてはよく知らず、正しい使い方をしっかり判断することができている子は少ないと感じています。
 本校には、情報モラルに関する教材が校内サーバーの中に入っており、コンピュータ室や教室でつないだパソコンからいつでも利用できるようになっています。この教材では、実際にトラブルが起きる事例をアニメーションで学ぶことができます。6年生は、その映像を見ながら、何が問題でトラブルが起こるのか、トラブルに巻き込まれないためにはどうしたらよいのかを考えました。また、内容も年々更新されるため、違法ダウンロードなど最新の法律なども学ばせることができます。
 携帯電話やインターネットの使用による問題は、6年生だけでなく他学年でも起こり得ます。このことから、情報モラルの授業は、それぞれの学年に応じて行う必要があり、その積み重ねが大切であると考えました。そのため、ネットモラルの中からその学年に応じた教材を紹介し、全学年で情報モラルの授業に取り組みました。安易に携帯を利用し遊び感覚で扱っていた子には、気を引き締める教材であり、よい機会となりました。
情報にかかわる問題は、日々変わっていきます。今後も、新しい問題に敏感になり、それに対応していけるように情報モラル教育に取り組んでいきます。

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