【豊橋市立下条小】ちょっといい話
- 公開日
- 2013/01/17
- 更新日
- 2013/01/17
ちょっといい話
「カボチャいもに心もほっこり」
本校は田畑に囲まれた全校97人の小さな学校です。食農教育を始めて7年目。今年も「すくすく下条っ子農園」にはたくさんの野菜が実りました。中でも今年はサツマイモが大豊作で,校友グループ(縦割り班)で行った芋掘りでは,あっちこっちで大きな歓声が飛びかっていました。そんな中でも注目を浴びたのがこのサツマイモ。校長先生が職員室前の廊下に置いてみんなに紹介したところ「おばけみたいだね。」「カボチャのよう。」と,通りすがりになでてみたり,たたいてみたり。そこで子どもがつけた名前が「カボチャいも」
ひと月以上,廊下で子どもたちに可愛がられました。
さあ,この「カボチャいも」はどうしよう?「冬休みに入る前にみんなで食べちゃおう!」と校長先生自ら,大きなカボチャいもを切り,職員室で蒸して全校児童に配りました。一切れずつでしたが,突然のおやつにみんな大喜び。子どもから,校長先生にお礼のお手紙も届きました。みんなでおいしくいただき,心もほっこり温かくなりました。
「気づいて すすんで行動」
毎日の掃除も時間の終盤にさしかかると,集めたごみを子どもたちがごみステーションに運んできます。いつも用務員さんが大きなごみ箱を用意して持ってきたごみを仕分けしてくれるのです。忙しい用務員さんですから,出張で留守にしたり,仕事で遅れたりすることもあります。「しまった。遅れた。」と思って急いでステーションに行くと,ごみ箱がちゃんと準備されているそうです。ごみ捨てに来るのが一番早い3年生のAくんが,気を利かせて大きなごみ箱のふたを開け,準備をしておいてくれているのだそうです。何も言わず,気づいたら,すすんで行動できるAくん。本校は,ちょっとした思いやりの芽がたくさんあふれる学校です。