モラルBOX日記

【岡崎市立六ツ美西部小】人権集会

公開日
2013/01/19
更新日
2013/01/19

ちょっといい話

 人権週間の最中、 12月10日(月)に、体育館で、全校児童を前に、人権集会が行われました。学級委員会の児童と先生が企画したものです。
 1年生にも分かるように、まず、人権とは、「人としての権利。簡単に言うと、みんな仲良くしよう。命は一つ、大切にしよう。人間はみな同じ、世界は一つ!ということです。」と紹介がありました。その後、六ツ美西部小学校版「人権宣言」が朗々と読み上げられました。

 この地球という場所で、この21世紀というときに、ぼくたちは生きています。みんなお母さんから生まれました。みんな赤ちゃんでした。ぼくたちは等しく生まれました。この世に生を受けたぼくたちはみんなが等しく生きていける権利をもっています。そしてその権利に重いも軽いもない。同じ重さです。
 この地球でいっしょに生きているぼくたちです。せっかくこの六ツ美西部小学校で出会ったのですからなかよくしていきたいと思います。なるべくおこらない。おこらせない。ずるをしない。ずかずかしない。相手を大切にしよう。許し合おう。みんないっしょじゃないか。みんな赤ちゃんだったじゃないか。されていやなことはしない。言われていやなことは言わない。気づ付けない。みんな友達。なかよくしよう。(全校でなかよくしようを復唱する)

 この人権宣言は、聞いていた児童の心に深く浸み渡ったようで、集会後の感想では次のように書いた子がいました。
 ・わたしは、人権集会で一番心に残った言葉は、だれかを傷つけても幸せにはならないという言葉でした。なぜかというと、いじめをなくそうということがすごく伝わったからです。

 魂のこもった大切な温かい言葉を、大きな声で言われたり、自分から言ってみたりすることはとても大切なことであることが分かりました。
 また、この集会に向けて全校児童が人権に関するスローガンを考えました。全校児童数720名のうち、496名の児童が応募しました。その中から低学年、中学年、高学年で一人ずつ本校のスローガンとして選ばれたものが紹介されました。
  低学年の部 「どじでもね わるくいわない きまりだよ」
  中学年の部 「大事だよ なかまの気持ち 思いやり」
  高学年の部 「ごめんねと この一言で 仲直り」
 このように、人権集会のときだけ人権を考えるのではなく、みんなで取り組む姿勢がよかったように思います。スローガンも全校児童で復唱をしました。
 さらに、学級委員による絵本の読み聞かせもありました。「きつねのおきゃくさま」です。ひよこ、りす、うさぎを守るために狼と戦ったきつねに自分の気持ちを重ねながら聞いていた児童が多かったようです。
 最後に、「ともだちになるために」を合唱部のハーモニーに合わせながら全校合唱を行いました。集会後の感想は以下のようです。
 ・「ともだちになるために」を歌ったら、これはいじめをなくすための歌なんだと分かりました。そして、友達とは何かが分かりました。これからは、友達に悪口を言ったり友達を見捨てたりしないようになかよくやっていきたいです。
 ・友達を大切に、自分も大切にが、一番心に残りました。自分をちょこっと大切にしていなかったから、大切にするように気をつけていきたいです。
 これらの児童の感想から、いじめをなくさなくちゃいけないんだと感じてくれたことや、まず、自分を愛することから始めようと思ってくれたことが分かり、とても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
 今日もどこからか聴こえる「ともだちになるために」。六ツ美西部小の児童が笑顔で学校生活が送れることを一番大切なこととして考えているところです。