モラルBOX日記

【一宮市立千秋東小】 ありがとうと言い合える気持ちを大切に

公開日
2013/01/23
更新日
2013/01/23

ちょっといい話

 本校は、全校児童が300人に満たない小さな学校です。みんな仲が良く、放課には男女や学年の隔たりなく遊ぶ姿が見られます。
 全校的な活動は、ペア学年で取り組んでいます。毎日の清掃活動に、ペア学年で取り組むことで上級生が下級生に掃除の仕方を教えるとともに、生活の場所を美しくすることの大切さを学んでいます。朝読書では、読書週間で高学年の児童が低学年の児童に読み聞かせをしています。1対1での読み聞かせをし、互いの距離が一層近づくようにしています。
 毎週金曜日に行われる児童集会では、ペア学年で座り、ゲームをしたりクイズをしたり歌ったりと楽しくなる活動を中心に行っています。こうした活動を継続していくことでいつもペア学年で活動するのが当たり前という雰囲気がつくられています。また、児童会主催の「わくわくふれあいフェスタ」では、ペア学年で縄跳びをしたり、ドッジボールをしたりします。異学年が同時にすることで力の差がありますが、ルールを工夫することで、どちらも楽しみながら協力し、そして体力づくりもしていけるように取り組んでいます。
他にも学年で草花を育てたり、全校でサツマイモを栽培したりしています。ここでもペア学年で苗植えや収穫など、ともに働く喜びを分かち合っています。収穫したサツマイモは家庭に持ち帰って活動を振り返っています。
 こうしたペア学年の異学年交流を常に取り入れていくことで、互いの理解を深めることはもちろんですが、協力し合うことの大切さ、相手を思いやることの大切さを学んでいます。そして、互いに「ありがとう」と言える気持ちを大切にできる心を育てていき、高学年は、低学年をいたわる気持ち、低学年は自分も高学年になったら同じようにしていきたいという気持ちを育てていきたいと思います。