【豊田市立藤岡南中】ともに生きる
- 公開日
- 2013/02/13
- 更新日
- 2013/02/13
ちょっといい話
本校は創立2年目の新設校です。「ともに生きる」の校訓のもと、異学年・地域・海外との交流を活発に行っています。
異学年交流では、1年から3年までの縦割り団をつくり、体育祭や文化祭を舞台に、ともに行事をつくりあげます。地域との交流では、地域合同防災演習やコミュニティーと共同開催するふれあい祭り、区長会とタイアップしたボランティア活動などを行っています。地域合同防災演習では、1・2年生が「安否確認カード」を作成し、学区内の全戸2900世帯に配りました。
国際交流では、昨年、光明市の鉄山中学校と姉妹校提携を結びました。今年5月には訪日団が来校し、10月にはこちらから訪韓団が訪れました。5月の訪日で仲良くなっていたものの、竹島の領土問題がクローズアップされた後の訪韓だった為、生徒も教師もどのような反応をされるのか不安でいっぱいでした。「お互いがわかり合うための交流。恐れずに触れ合って理解し合おう。」という校長先生の言葉に、生徒たちも肩から力が抜け、笑顔で韓国のホストフレンドと再会しました。翌日には、小銃を構えた兵士が立哨している漢江沿いをバスで移動し、DMZ(非武装地帯)を見学し、第3トンネルを歩き、自由の橋に平和を願うメッセージを結びました。生徒たちは、平和な日本との違いに驚き、都羅展望台から北朝鮮を見つめながらさまざまなことを考えたようでした。
ある生徒は、感想にこう記していました。「今回まず一番に思ったことは“同じ人間だ”ということだ。行ってみると普通におもてなしをしてくれて、笑顔でみんな優しく接してくれた。もしかしたら、日本人よりも温かい人々なのかもしれないとも思った。こうした人々と過ごした4日間は、とても充実して楽しかった。1年後また訪れるために、知識を身につけ様々なことを学びたい。」