【瀬戸市立深川小】校外学習でふれた人々の温かさ
- 公開日
- 2013/10/08
- 更新日
- 2013/10/08
ちょっといい話
9月17日に4・5年生20名で知多半島の先にある日間賀島へ行きました。島では、各学年3〜4人のグループになり、4年生は島の人々の暮らしについて、そして5年生は水産業で働く人々について調べました。
5年生のあるグループが漁港へ取材に行った時のことです。漁港の近くにある店の前で一斗缶を洗っている方がおられました。真剣な眼差しで一生懸命作業をされていたので、近寄り難い雰囲気でした。しかし、そのグループの子どもたちは、どうしても漁港で働く方のお話が聞きたくて、「すみません。」と話しかけたのです。
仕事中でお忙しそうであったにも関わらず、その方は手を止めて子どもたちの話に耳を傾けてくれました。その後は質問に答えていただいたり、店の中を案内してくださったりと親切に対応していただき、子どもたちは大喜びでした。漁船が停泊している方へ行った時には、船の上で作業をされていた方が子どもたちを見て、「どこからきたの?」と声をかけてくれました。また、道行く島の人々に「こんにちは。」とあいさつをすると、必ず笑顔で返事を返してくれました。返事をしないで行ってしまうということは、誰一人としてありませんでした。
島の暮らしを感じたり、漁業の様子を学んだり、タコの干物づくり体験をしたりと普段できない経験をした子どもたちですが、それ以上に島の人々の温かさにふれることのできた一日になりました。