【日進市立北小】つながれ、温かい心
- 公開日
- 2014/01/07
- 更新日
- 2014/01/07
ちょっといい話
本校は、異学年交流により上学年は下学年児童を思いやり、下学年が上学年児童にあこがれる気持ちを育てています。こうした交流の中で、たくさんの温かい心の交流がありました。
一つ目は、なかよし活動でのことです。6年生をリーダーとした縦割りのなかよし班は、清掃活動をする班として編成していますが、北っ子委員会が企画するゲーム集会や遊びの班としても活用しています。児童集会で、「缶積み競争」が行われました。高学年の児童は、自分でやれば速く積めると分かっていても、1年生の児童に対して、「ぼくが、下を持っているから、まっすぐにそっと載せるんだよ。」とか、「うまい。高く積めたね。」と一生懸命に教えたり、うまくできれば褒めたりしながら、なかよく活動に参加していました。
二つ目は、2年生と1年生との学年交流でのことです。2年生が、生活科の時間に自分たちで作ったおもちゃを使って遊びのお店を開き、1年生を招待しました。いつもはとてもやんちゃな男の子たちが、1年生相手に一生懸命にやり方の説明をしていました。おもちゃで遊ばせてもらったり、一緒にぶんぶんゴマを作ったりして、1年生は、大満足でした。手提げ袋は景品や賞品がいっぱいで、放課にはそれを出して遊んだり、見せ合ったりして大喜びでした。日記には、「2年生がとても優しかったよ。」「わたしも、2年生になったら、楽しいお店を開いて、今度の1年生に優しく教えてあげるよ。」と書かれていました。
以上のような活動の成果なのか、1年生での給食の準備のときのことです。牛乳当番の女の子が、普通なら、積んである牛乳箱の上から順に持って行くのに、わざわざその箱を横に置き、重い下の箱を持っていったため、どうしたのと聞いたところ、その女の子は、「牛乳当番のAちゃんが手にけがをしているの。軽い方なら持てるかなと思って、わたしは、こっちを持ってきたの。」と言ったのです。1年生でもこんなに人のことを考えて行動できるのだととてもうれしく思いました。
温かい心は、どんどんとつながっていくと思います。