【豊橋市立二川小】全校中、『にっこり』になあれ!
- 公開日
- 2014/01/10
- 更新日
- 2014/01/10
ちょっといい話
4月の学級開きの日、子どもたちに配るものはたくさんあります。
「先生が配るのを手伝ってくれる人いる?」
と聞くと、
「はい!」「ぼく、やるよ!」
たくさんの子の手が挙がりました。すすんでお手伝いしてくれるがんばり屋さんが多いことに思わずにっこりしてしまいました。プリントを配っているときには、前の子から渡されたプリントをもらって
「ありがとう。」
と言う子がいました。見ているこちらもうれしくなって、またにっこりしてしまいました。
長い放課に、学級遊びをしたときのことです。ゲームの勝敗がもとで、言い合いになってしまいました。すぐに学級会を開いて、遊びについて話し合いをしました。
「ルールを守っていない人がいたのに、勝ちだなんておかしいよ。」
「しっかりやっていたのに『ルールを守ってよ』と言われた。」
お互いのチームへの不満が次から次へと出てきました。しかし、そんなときに
「わたしもしてしまったけど、ずるをしている人がいたと思います。」
「ぼくもずるをしてしまいました。」
と自分自身のことを振り返る意見が出てきました。友達の意見を聞いているうちに、ずるをしてしまったことやちょっと言い過ぎてしまい友達にいやな思いをさせてしまったことを反省している子がたくさんいました。学級会の最後には、子どもたちはにっこりとした笑顔で、口をそろえて言っていました。
「今日のあそびの勝負は、あいこだと思う。」
「また、みんなでもう一度、しっかり勝負しよう。」
やる気いっぱい、笑顔いっぱいの子どもたちも4月から3年生になりました。一人一人のよいところをお互いに見つけながら、今日も元気な笑い声と明るい笑顔で学校中を『にっこり』いっぱいにしてくれています。