モラルBOX日記

【豊橋市立豊城中】地域と協同!「エコキャップ回収運動」

公開日
2014/01/10
更新日
2014/01/10

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では「収集ボランティア」活動がとても盛んです。
 福祉委員会が中心となり,各学級で「アルミ缶収集キャンペーン」を毎月行っており,全クラス(10クラス)で毎回およそ5,000個ほどが集まります。中には,登校時に大きなビニール袋をひきずるように持ってくる生徒もいるくらい,各家庭も協力的です。回収したアルミ缶は豊橋善意銀行に寄付しており,これまでの寄付は,車いす数台分にあたるということです。
 さて,もう一つの目玉といえるのが,「エコキャップ回収運動」です。この活動は,平成20年度当時の在校生が「世界の子どもたちのためにできることはないか」との思いを胸に発案者となってスタートしたものです。すっかり本校の活動として定着してきており,着実に回収実績も上がってきています。5月末には累計108万個を突破しました。これは1,327.7人分のポリオワクチンに相当する数で,8,36キロのCO2削減に貢献したことになるそうです。この実績が認められ,昨年10月には,豊橋市から表彰も受けました。しかし,実はこの活動,本校だけの頑張りではありません。
 市役所に隣接する本校の立地条件を生かし,平成22年度に福祉委員会が市役所の2か所に回収箱の設置をお願いし,定期的に回収に伺うようになりました。広く市民の方々からの協力も仰ぎながらの活動へと広がってきました。保護者や各家庭からの資源回収ももちろん,今では,中学生の子どもがいないにもかかわらず,わざわざ学校まで直接届けてくださる方もあり,感謝するばかりです。
 キャップ1個の重さはわずか2.3gですが,こうして地域と協同して積み重ねてきた108万個(あれから7か月経過した現在では,もっと数が増えているはずです)には,尊い重みを感じます。
 世界に貢献するために始めた活動ですが,そこから逆に,私たちは多くの人々の支えや励ましをいただいているのだと気づかされます。今後ますます活発に活動が展開できるように頑張ります!