モラルBOX日記

【豊田市立寺部小】老人保健施設の方とのふれあい会

公開日
2014/01/10
更新日
2014/01/10

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校が位置する寺部・高橋地区は、3世帯家族が多く、地域の人に見守られながら生活しています。しかし、その地域の人の思いや関わりにまで関心はもてていないのが現状です。そこで、学区内にある豊田老人保健施設の方とのふれあい会を通して、思いやりの気持ちや、優しく接する態度を育てたり、コミュニケーションのとり方を学んだりすることを目指しています。春の運動会、秋の学芸会と年2回、VS委員会が招待状を渡し、老人保健施設の方を招待したり、2・3年生が訪問してダンスや劇を発表したりして交流を深めています。
 本年度は、5月に3年生が訪問し、運動会で練習した「寺部っ子ソーラン」を披露しました。子どもたちは、元気いっぱい速いテンポで力強く踊りました。70名ほどのお年寄りの方々から温かい拍手をいただきました。中には、「涙を流しながら喜んでいた方もみえ、うれしかった。」と感想を書いていた子どもたちが多くいて、心の交流を深める有意義な会となりました。
 また、11月には、2年生が訪問しました。「おじいさんやおばあさんたちに、上手に発表できるかな。」と緊張しながら出かけ、元気いっぱいに学芸会の劇「王様の耳はロバの耳」を発表できました。おばあさんやおじいさんたちは、「2年生がこんなに上手にできるとは、すごいね。」「劇を見せていただいて、こちらのほうが元気をいただいてうれしかったよ。」と感心され何度もうなずいたり、拍手をしたりと、大変喜んでたくさんの感謝の言葉をかけてくださいました。
 子どもたちも、「おじいさんやおばあさんたちが、劇の途中で、髪の毛を切る場面の動作(チョッキン、チョッキン)を、一緒に参加してくれたことが、楽しくて元気が出ました。」「最後までしっかり見て、ありがとうと言ってくれたことがうれしかったです。」という感想を書いていました。
 このような交流を通して、おじいさんやおばあさんたちの気持ちに寄り添い、優しい気持ちで握手をしたり、温かいコミュニケーションをしようと自分から声をかけたりできる子どもたちの姿を見ることができました。