【豊明市立舘小】 お年寄りとのふれあいの時間
- 公開日
- 2014/01/21
- 更新日
- 2014/01/21
ちょっといい話
本校では,毎年5・6年生が近くの老人福祉施設の訪問をして,お年寄りとのふれあい体験を行っています。訪問するにあたり,児童たちは自分たちでできそうな交流の仕方を考えて,企画・準備をしています。今年度考えた内容は,ボウリング,紙芝居,色ぬり,折り紙,カードを使ったゲームなどでした。
6年生は,まず始めにお年寄りの方たちに歌とリコーダーの発表を聞いていただきました。曲目は,「おぼろ月夜」・「ラバーズコンチェルト」でした。それから,それぞれのグループに分かれて,計画した内容で,お年寄りとの交流をしました。昨年は,お年寄りの方達との接し方に戸惑ってしまったため,あまりうまく交流ができなかったという反省を生かし,今年は意欲的に交流を深めようとする児童の姿勢が見られました。相手にわかりやすく伝わるように,話の内容や話す速さも考えながら交流をしていました。また,お年寄りと1対1での会話を楽しみ,喜ばれる姿も見られました。
5年生の交流内容は,歌「花は咲く」とリコーダー「赤いやねのいえ」の発表を聞いていただいた後,各班でボウリングや色ぬり,色紙などでお年寄りと交流をしました。お年寄りとの同居や交流が少ない地域であるため,戸惑ったりする様子ではありましたが,少しずつ慣れていき次第に意欲的に交流することができました。日頃は普通に会話をしている子ども達も言葉を選びながら,ゆっくり相手の目(表情)を見ながら話をしていました。自分のペースではなく,相手(お年寄り)のペースにあわせて接する姿が見られました。そのため,相手の方がうれしそうにしてくれた時は,そのことが自分達の喜びになったようでした。
この交流を通して,子供たちは,「相手を喜ばせることは,自分の喜びになる」ということを実感できる,とてもよい機会となりました。