【設楽町立津具小】「ふわふわことば」で包んでしまえ
- 公開日
- 2014/02/03
- 更新日
- 2014/02/03
ちょっといい話
感情のコントロールが苦手で、つい手を出したり、いやな言葉を言ってしまったりする子がいる。
ある時、一人の女の子が、
「先生、その子のちくちくことばが、どうしてもなくならないんだったら、ふわふわことばをもっとふやして、ちくちくをつつんじゃうまでふやせばいいんじゃない。ふわふわことばで、倍返し!」
と言った。ふわふわ言葉とは、相手を気持ちよくさせる言葉。校長先生が朝の話で教えてくださった。
ああ、そうか。ちくちく言葉を撲滅することばかりでなく、空気をよくする言葉を増やせばいいんだ。
それからというもの、「いやだな。」と思ったことがあったら、その子と目を合わせて、「ありがたいこと」「すてきなところ」を探すようになった。
ハワイの心の教えに、「ありがとう。」「ごめんなさい。」「許してね。」「愛しています。」というのがあるらしい。ちょうどそんな本を読んでいた。「愛しています」は難しいにしても、「すごいね。」「よかったね。」「たいせつに思っているよ。」なら、子どもたちに伝わる気がした。
「すごいね、よかったね。」と、人の幸せに共感してあげられたり、小さなことに感動できたりする人が、実は、一番幸せな人。一年生の言葉をきっかけに、大切なことを学ばせてもらえた。
人とかかわる時、プラス発想、陽気な言葉が光を差すことを、改めて感じたひとときだった。