【安城市立桜井小】なかよし学級で育む縦のつながり
- 公開日
- 2014/02/10
- 更新日
- 2014/02/10
ちょっといい話
桜井小学校では、なかよし学級を行っています。なかよし学級とは、異学年の児童と集団を作り、様々な活動をする取り組みです。1〜6年生を縦割りで分けて、「ランド」と呼ばれている30人程度のグループで、1時間楽しく遊んだり活動したりしています。そのランドの中では、1年生と6年生、2年生と5年生、3年生と4年生が二人ずつペアをつくり、そのペアを基盤としてゲームをしたり、ものを作ったりします。これらの活動を通して、人を思いやる心や助け合う気持ちを育むことを目的としています。
その中で、7月に行われた七夕集会に向けて、なかよし学級の時間にペアで協力して七夕飾りを作りました。高学年が低学年に、折り紙の折り方や切り方を優しく教える姿がたくさん見られました。12月に行われたクリスマス集会では、ペアの子にクリスマスカードを書き、交換しました。お兄さんやお姉さんからもらうクリスマスカードに、小さい子たちはうきうき。とてもうれしそうでした。
その他には、6年生が考えた遊びをみんなで楽しむこともあります。おにごっこやドッチボール、フルーツバスケットや、古今東西ゲームなど、どれも、1年生の子も楽しめるようにと、ルールが工夫され、遊んでいる間にも、「大丈夫?わからないところない?」と、高学年の子が低学年の子をサポートしています。
「明日、なかよし学級なんだ!やったあ!」と、なかよし学級の前日はみんな大喜び。優しく接してくれるお兄さん、お姉さんの背中を見て、「わたしもいつか、あんなお兄さん、お姉さんのようになりたいな。」と憧れる子がたくさんいます。
縦割りの組み分けをすることで、自然と生まれる縦のつながり。大きい子が小さい子を助ける姿。なかよし学級の時間は、見ていて心が温かくなります。この取り組みを通して、人を思いやる優しさが、桜井っ子の心に根付き、ずっとずっとつながっていってくれたらと願っています。