【刈谷市立小高原小】ネットモラルについて考えよう(6年生)
- 公開日
- 2014/03/12
- 更新日
- 2014/03/12
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
近年、ネットモラルについて、真剣に子どもと共に考えていかなければならない出来事が、多く起こっている。今後、こういったネット社会の中で上手く付き合うことが不可欠である子どもたちにとって、今ここで、ネットとの正しい付き合い方を考えていく必要があると考え、ネットモラルについて考えさせる機会を設けた。
ネットモラルについて、自分の発信した(掲示板に残した)言葉によって、一人の子が不登校になってしまったという資料を提示した。授業後の感想でも、ほぼ全員が「気をつけて携帯電話を使いたい」「友達を大切にしたいから、間違った使い方をしないようにしたい」という内容を書いていた。このことから、この学習をする前よりも、ネットモラルについて意識が高まったように感じた。
また、夏休み前に、ネットモラルについて、講師に亀城小学校の石鎚先生を招き、講演会を開催した。石鎚先生の話では、その頃世間も注目していた、「コンビニのアイスケースに入る男性」の例をはじめ、ツイッターやブログでの写真掲載に関する話や呉市で起こったラインをきっかけにした殺人事件についての話をしていただいた。タイムリーな話題であったため、子どもたちもよく知っており、講演会後の感想や教室での話の中で、ネットとの上手な付き合い方について再確認することができた。
ネットモラルについては、中学校に進学後、今以上に大きく関わってくることも大いに考えられる。事実、中学校でのラインを使ったトラブルについて、耳にしたことがあるし、保護者や子どもが不安に思う声も聞いている。そのことを考えると、卒業までのわずかな時間の中で、もう一度指導をしていく必要を感じている。そして、間違った使い方をしない、上手にネットと付き合える子どもたちになっていってほしいと願う。