モラルBOX日記

【南知多町立大井小】情報モラル講演会〜透明マントの落とし穴〜

公開日
2014/06/03
更新日
2014/06/03

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

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本校では,4月18日(金)に南知多町の情報教育アドバイザー本田幸男氏を講師にお招きし,保護者を対象とした情報モラル講演会を実施しました。より多くの保護者に講演を聴いていただこうとPTA総会後に講演会を設定しました。
 本田氏には「透明マントの落とし穴」と題して,スマホや携帯に潜む危険性についてご講演いただきました。以下に講演の内容の一部を紹介します。
 「透明マント」とは,ドラえもんのひみつの道具の一つで,このマントをかぶり全身を覆うと透明人間として行動できます。つまり,現在のネット社会は,相手に姿が見えない,「透明マント」をかぶった状態であるといえます。人間の心には善と悪が住んでいて,普段は善人でも,姿が見えなくなることで悪人に変貌してしまう可能性があるということです。したがって,ネット社会には悪人に変貌してしまった人がいても不思議なことではありません。それなのに,お子さんにスマホや携帯を買い与え,自由にツイッターやLINEをさせていて大丈夫でしょうか。これは,夜の繁華街に一人で行かせているようなもので,犯罪に巻き込まれたり,ともすれば加害者になったりする可能性は十分にあるということです。確かに,スマホや携帯,ネットは便利な面もあります。しかし,「みんなが使っているから」とか「LINEは無料アプリで便利だから」という理由で安易にお子さんに買い与えていいものでしょうか・・・。
 講演会後の保護者の感想には,「携帯やスマホは本当に必要なものなのか,子どもと相談してみたい。」「買う前にきちんと話し合い,約束事を決めてから,使わせるようにしたい。」というものがありました。今回の講演会は,スマホや携帯の安心・安全な使い方やネットに支配されるような生活にならないように,親としてどう対処すべきかを考えるきっかけとなったと思います。