【愛西市立立田南部小福原分校】すくすく育て!桜の赤ちゃん
- 公開日
- 2014/07/02
- 更新日
- 2014/07/02
ちょっといい話
校庭の真ん中に、長年、子どもたちや地域の人たちに親しまれ続けている桜の木があります。「太郎桜」です。樹齢は数十年とも伝え聞いています。何年か前に、樹木医さんから、「いつ花が咲かなくなっても不思議ではない」と言われました。そんな太郎桜が今年の春も満開の雄姿を見せてくれたので、分校のみんなも、ほっと一安心です。
新緑がまぶしい5月の始め、3年生の女の子がランニングをしていて芝生の上で大発見です。「太郎桜の赤ちゃんだ!」よく見ると太郎桜の枝の下の芝生から30cmほどのかわいらしい桜の苗木が伸びています。分校のみんなは大興奮です。踏まれないよう柵で囲み、風で倒れないよう支柱を立てました。それから、誰ということなく、じょうろで水やりをするようになり、6月始めに70cm、7月始めには90cmに成長しました。
健気に育つ苗木を見ると、命の強さ、命のつながり、そして何よりも命からの語りかけを感じます。分校のみんなからは、「葉っぱが少し黄色いよ」「台風が来ると吹き飛ばされないかな」などと、先行きを案ずる声も聞かれます。でも、できる限り、この命を見守り育んでいきたいというみんなの思いは同じです。