本校では「花を育てることを通して、思いやりの心を育てる、みんなと協力し合うことの大切さを学ぶ」ことを目的とし、年２回校内の花壇づくりを保護者とともに実施しています。活動内容としては、まず、植えられている花を取り除き、花壇の土をほぐします。取り除いた花は生徒たちや職員が持ち帰り、各家庭で大切に育てます。中には一人でいくつもの花を持ち帰る生徒もいます。また、花壇の土をほぐす作業では土をしっかり掘り起こし、空気に触れさせ、肥料を与え、次に植える花が元気に育つよう、取り組んでいます。
　その後、１ヶ月ほど土をねかした後、新しい苗の植え付け作業をします。このとき、平日の午後にもかかわらず、毎年多くの保護者の方が参加してくれています。生徒たちは保護者の方たちに苗の植え方などを教えてもらいながら一緒に活動します。花の苗を植えた後、生徒たちは平日にはクラスや委員会で、休日には部活動で分担して花の水やりや除草作業、花摘みなどをしています。
　秋には２回目の花壇づくりを予定しています。この活動を通して、より一層命の大切さや互いを認め合う心が育成されることを期待しています。また、校内が色とりどりの美しい花で満たされるよう、これからも継続して取り組んでいきたいと思います。