【設楽町立清嶺小】地域と共に心を育むお茶摘み・お茶配り
- 公開日
- 2014/10/03
- 更新日
- 2014/10/03
ちょっといい話
本校では,毎年,校庭にある茶畑の茶摘みを行い,製茶して,地区の独り暮らしのお年寄りや福祉施設に配布している。
5月に行う「お茶摘み」は,校区の農家の茶畑も借りて,全校で一生懸命,葉を摘み取る姿が伝統となっている。なぜなら,子どもたちにとって,「地域のお年寄りにお茶を届けて喜んでもらおう」と,がんばる活動だからである。
7月に行う「お茶配り」は,区長の方にも協力してもらい,児童会が計画づくり(お茶配りの訪問先やグループ分け・手紙づくりなど)を行っている。手紙づくりでは,子ども一人一人がいたわりの気持ちや学校を見守ってくれていることへの感謝の思いを手紙に記す姿が見られる。また,子どもたちは,一軒一軒,歩いて独り暮らしのお年寄りや福祉施設を訪問し,摘んだお茶と手紙を渡している。
子どもたちからは,「お年寄りの皆さんに喜んでもらえたので,お茶をがんばってつんだかいがあった」,「おじいさんが,『毎年,ありがとう』と言ってくれたから,来年も行きたい」などの声が聞かれた。また,上級生から下級生には,「○○くん,来年もお茶配りをがんばってね。頼むよ」と,子どもたちの優しい気持ちが引き継がれる姿も見られた。
そして,訪問した福祉施設では,子どもたちの合唱のプレゼントに,お年寄りが涙を浮かべ、手を握りしめ、感謝の言葉を伝えてくださる光景が見られた。
今後とも,子どもたちの優しい心を掘り起こし,大きく育む「お茶摘み」,「お茶配り」を通して,郷土を愛し,人を思いやる心を育てる活動を推進していきたい。