モラルBOX日記

【清須市立古城小】 「自分を大切にし、他人を思いやる心豊かな児童の育成」

公開日
2014/10/03
更新日
2014/10/03

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 本校では、本年度「自分を大切にし、他人を思いやる心豊かな児童の育成」のテーマのもと、道徳教育を充実させています。登校時のあいさつ運動、異年齢集団で活動する縦割り班遊びや清掃活動、一人一鉢の栽培活動など、教育活動全般で道徳教育の推進を図っています。ここでは、1学期の道徳の授業研究の実践について紹介します。
 5月には、2年生で「規則の尊重」という主題で授業研究を行いました。「くろぶたのしっぱい」という資料で、きまりを守らず自分勝手に行動するくろぶたが、他の動物たちに注意される中できまりを守ることの大切さに気付く話です。主人公のくろぶたや他の動物たちに成りきっての役割演技を通して、子どもたちは自分勝手な行動が周囲に迷惑をかけてしまうことに気付きました。「みんなに迷惑をかけるので、これからは約束やきまりを守りたい」「自分も友だちも気持ちよく生活するためにきまりは守らないといけないと思う」など前向きな意見が聞かれました。
 6月には、3年生で「正直・誠実」という主題で授業研究を行いました。「ランドセル」という資料で、同じクラスののぞみさんのランドセルに傷をつけてしまったがなかなか素直に言い出せない主人公が、のぞみさんが転校することを知り謝るのは今しかないと決意して謝る話です。主人公の心の動きを追いながら、正直に行動することの大切さについて考えました。「正直に言わないとのぞみさんがずっと悲しい思いのままだから今謝ろう」「ずっと黙っていてごめんね。すぐ言わなくてごめんね」など勇気を出して正直に行動しようという意見が多く聞かれました。
 2学期以降も各学年で道徳の授業研究を行っていきます。道徳の時間だけでなく各教科とも関連させ、道徳の時間で感じ得たことを生かせるように、様々な人と関わり合うことができるような体験活動を計画的に展開しています。今後も、子どもたちの「自分を大切にし、他人を思いやる心」を育むことができるよう、様々な活動に積極的に取り組んでいきます。