【弥富市立栄南小】 長野県阿南町立新野小学校との交流を通して
- 公開日
- 2014/10/23
- 更新日
- 2014/10/23
ちょっといい話
本校の6年生は、平成26年7月23日、長野県阿南町立新野小学校を初めて訪問し、新野小6年生と交流をしました。 弥富市と阿南町との関わりは、昭和24年、弥富市鍋田干拓に阿南町から開拓団が入植したことが始まりです。昭和34年の伊勢湾台風では、入植された83名のうち、43名が命を落とされました。この悲しい出来事を乗り越え、入植団の皆様の精魂を傾けた努力が弥富市鍋田地区の発展に大きく貢献しました。平成24年10月には、弥富市で阿南町新野地区の国重要無形民俗文化財「新野の雪祭り」の公演が行われました。このような弥富市と阿南町の絆を背景に、阿南町立新野小学校と本校との交流が始まりました。
交流会では、栄南小6年生は、「鍋田干拓について」「鍋田埠頭コンテナターミナル」「弥富の金魚」についてポスターセッション形式で発表し、弥富市の紹介をしました。新野小6年生は、地元に伝わる、お祭りの日に踊る踊りを紹介しました。本番さながらに衣装を身につけ披露しました。お互いのふるさとを理解し、見識を広めることができました。また、王様ドッジボールやダイナミックボーリングといったゲームを両校の児童が混じり合って楽しみました。相手をニックネームで呼び合うほど仲良くなり、お互いの距離がぐっと縮まりました。
その後、給食を一緒に食べました。同じテーブルの仲間とのふれあい、たくさんのコミュニケーションをとる姿が見られ、さらに親近感が高まりました。また、給食放送に飛び入りで参加し、「弥富クイズ」を新野小全校児童に出題して共に楽しみました。予定にない活動だったのでびっくりしましたが、子どもたちの発想の豊かさ、積極的な行動力に感心しました。
児童に感想をたずねると、「楽しかった。」と述べる児童が多く見られ、実りの多い訪問になりました。これからもお互い見聞を広げて、理解が深まることを願っています。2年目の来年も弥富市と阿南町とのつながりを大切にしながら、新野小との交流活動を行う予定です。