モラルBOX日記

【瀬戸市立品野中】 脱 ネット依存!

公開日
2015/03/10
更新日
2015/03/10

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 今年度のPTA地区別懇談会のメインは、『ネット依存の現状と対応』と題して愛知産業大学教授、今井昌彦先生の講演でした。
 平成12年、全国で17歳前後の男子が金属バットで親を撲殺する事件が広がりました。その原因をさぐっていくと、「ゲーム脳」にたどりつくというのです。「キレる」という言葉は、この時から使われ始めたそうです。脳にはα波(のんびり・いやされる穏やかな波)とβ波(集中力・やる気のでる波)があり、ゲーム脳になると、β波が消滅し、判断力がなくなり、日常生活とゲームの世界の区別がなくなってしまうそうです。オンラインゲームでの仕返しを実生活でしてしまうなどの現象が起きているということです。「ゲームは薬物ほど恐ろしいものではない」という認識は危険だそうです。そしてスマホもゲームと同じ。常に近くに置いておかないと落ち着かない人は、もうすでにネット依存症(ゲーム脳)になりかけているそうです。
 講演の後、町内ごとに分かれて、『わが家のネットとの関わり方』について話し合いました。「スマホは必要?」「9時以降は取り上げる?」答えは出ませんでした。今井先生は「まず、家族のコミュニケーションをとりもどすことが大事」と勧めておられました。一度、ご家庭で考えてほしいと思いました。