モラルBOX日記

【蒲郡市立三谷小】 三谷祭で地域が一つに

公開日
2014/12/02
更新日
2014/12/02

ちょっといい話

 10月25日(土)26日(日)に、三谷祭が行われました。この祭は「天下の奇祭」と呼ばれ、2日間、三谷の町は大盛り上がりです。特に、日曜日の午前中に行われる「海中渡御」(かいちゅうとぎょ)は、4つの山車(やま)が海の中へ入る様子が荘厳で、多くの観光客も訪れます。
 祭に参加する児童は、2週間ほど前から毎晩区ごとに集まり、練習をします。笛や太鼓、子踊りを、地域の大人や中学生、上級生から教わります。祭の練習を通して子どもたちは、地域と深くつながっています。笛や太鼓を演奏する男子にとって、一番のあこがれは、海中渡御の時に山車に乗って海に入ることです。それに選ばれるためには、審査があります。世話人の方の話によると、「演奏の技術も必要だけど、練習に休まず参加し、一生懸命取り組む子を選ぶ」そうです。だから、子どもたちも真剣です。ある区の子踊りは、5・6年生の女子が師匠となって、下級生を教えます。自分たちは当日踊りに参加できませんが、裏方として下級生を盛り上げます。受け継いできたことを伝えていく使命を感じて、取り組んでいます。
 また、本校には、地域の方から頂いた資料を基にした、「三谷祭資料室」があります。3年生の総合学習などで活用しています。本校の児童数は年々減少しています。祭に参加する人々の数も減ってきています。祭への参加と共に、三谷祭の学習を通して、大好きな三谷祭をこれからどうしていったらよいか、真剣に考える子どもたちの姿を頼もしく感じています。
 地域のつながりが薄れがちな今日、三谷祭が行われるたびに、地域のつながりの大切さ、ありがたさを実感しています。

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