モラルBOX日記

【豊橋市立東田小】チョボラをしよう!

公開日
2014/12/05
更新日
2014/12/05

ちょっといい話

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 すぐ物を散らかしてしまう1年生。みんなが気持ちよく生活するためにはどうしたらよいかを考えさせるため,「あかるいこころ」(道徳副読本)の『ボールと本』を用いて,みんなの生活する場所を整頓したり,みんなで使うものを大切にしたりする心を育てたいと考えた。
 運動場に転がっているボールや,図書館に散らかっている本を,誰かに言われたわけでもないのにくまおくんとりすこさんが片づけている。それを不思議そうに見ていたもんたくんだったが,「こうするといいから。」というりすこさんの言葉から,みんなのために行動することの気持ちよさに気づくという話。
 この話を一読し,「どうしてこうするといいの。」と問いかけたところ,「気がついたら片づけた方が気持ちがいい。」「誰も拾わないと次に使う人が困る。」という意見が出た。
 「自分たちの教室はどう?」という問いかけに対しては,「散らかっていたら片づけた方がいい。」「本箱の本がぐちゃぐちゃだったら整頓した方がいい。」「ロッカーから物が落ちていたら教室全体が汚くみえる。落としている子も困っちゃう。」という意見が出た。
そこで,「チョボラ(ちょこっとボランティア)をみんなでやっていこう!」ということになった。
 「チョボラをしよう!」を合言葉に,トイレのスリッパをそろえる子,本が乱れていたら整頓する子,ロッカーの中の粘土板を整頓する子など,教室内のさまざまな物をすすんで整頓する子たちが増えてきた。お互いに気持ちよく過ごせるようになってきて,今では床に牛乳をこぼした子がいれば,近くの子がさっとバケツと雑巾を持ってきて拭いたり,早退をする子がいれば,その子の用具をランドセルに入れ,言われなくても外靴まで持ってきて保健室に届ける子も出てきた。
 一年生でもいいことと悪いことをわかりやすく教えれば,正しい行動をとることができることがわかった。小学校生活のスタートだからこそ,当たり前のことでも,丁寧に教えていきたい。