モラルBOX日記

【知多市立旭東小】情報モラルを高める取組

公開日
2014/12/08
更新日
2014/12/08

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

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 4月に実施された全国学力状況調査の児童質問紙において、「1日に携帯電話やスマートフォンなどでメール、インターネットをどれくらいするか。」の質問に、「3時間以上」と回答した児童は、全校の10%を超えた。これは、全国、県の2倍にあたる。また、「インターネットを使って、調べる活動をよく行ったか。」の質問に、「当てはまる」と回答した児童は、全国や県の2倍超となった。このことから、インターネットや携帯電話は、本校の児童にとって非常に身近なものであることが浮き彫りとなった。この現状から、本校では以下の取組を行い、情報モラルの向上を図った。
1 外部指導員(情報アドバイザー)との連携を生かした情報モラル教育実践
 児童に情報教育を行う際、担任は外部指導員(情報アドバイザー)の協力を得て、各学年、年間6時間の指導を行っている。本年度、中・高学年では、宛名のないメール交換の活動を通して、匿名による利点や問題点について考える学習活動を行った。また、高学年ではSNSによるいじめ問題も取り上げ、加害者や被害者にならないためにどうすればよいかについて学習する場を設定した。授業後の児童の学びには「メールは便利だけど、名前を書かないと誰だか分からなくなるから怖い。」「メールやインターネットは便利だけど、使い方を間違えると友達を傷つける。正しく使いたい。」などが見られた。
2 保護者への協力依頼
 本校の児童が、家庭においてインターネットやメールなどを利用する時間が多いことは、前述したとおりである。そのため、情報モラルの向上には、やはり家庭の協力が不可欠となる。そこで、学校から保護者に情報モラル向上の必要性を訴える活動を行った。年度当初のPTA総会では、ネットいじめを取り上げ、現状とその防止について話す機会を設定した。また、定例PTA役員・委員会では、本校の児童がメールやインターネットを全国や県と比較して長時間利用している現状を知らせるとともに、それに伴った弊害やその防止策についても訴えた。役員からは「家庭での携帯電話やインターネットの利用を見直したい。」「市全体で携帯電話の利用を制限している地区では、それなりの成果が上がっている。今後も家庭への協力を求めるとともに、PTA全体でも対策をする必要がある。」などの意見が出された。