モラルBOX日記

【田原市立東部中】 全校集会での取り組み・「私たちの道徳」を用いた取り組み

公開日
2014/12/15
更新日
2014/12/15

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 本校では、様々な機会をとらえて情報モラル教育に取り組んでいる。年々、携帯電話やスマートフォンをもつ生徒が増加しており、メールやLINEに関するトラブルが発生することがあるため、次のような取り組みを行っている。
1 全校集会での取り組み
 昨年度から全校集会で、情報モラルに関する内容を取り上げている。昨年度は講師に石鎚一則先生をお招きし「情報モラルとマナー向上」と題して、お話をうかがった。実際に起きた事件をもとにしたお話だったので、生徒たちの感想には、「むやみに画像をアップしないようにしたい。」「自分はちょっとふざけただけと思っても、大きな事件につながるので気をつけて利用したい。」とあった。本年度は、学校長自らが人権に関する講話の中に、メールやLINEの利用の仕方を盛り込み、画像を用いて講話を行った。ネットいじめの場面がイメージしやすかったので、生徒たちは自分事として真剣に話を聞いていた。
2 「私たちの道徳」を用いた1年生の取り組み
 本校の1年生は、中学生になって携帯電話やスマートフォンを持ち始めた生徒が多く、正しい利用の仕方を知らないまま利用している生徒の割合が高い。このような1年生にメールやLINE、インターネットなどの正しい使い方を身につけさせ、トラブルに巻き込まれないようにしたいと考えた。そこで、「私たちの道徳」の「考えよう情報社会の光と影」を用いて道徳の授業を行った。特に「不正アクセス事件で加害者になった少年の数」のグラフや「分身キャラが欲しかった」の新聞記事をもとにして読み取ったことや感想をじっくりと話し合った。生徒たちの感想には、「ロックやパスワードを設定し、解除されないようにするのが大事。」「わが家にも使い方のルールがあるけど、まだ甘いのかな。」とあり、携帯電話やスマートフォンの正しい使い方を身につける必要性を感じた生徒が多かった。

 今後、社会科の公民や技術・家庭科でも情報モラルについて取り上げ、中学校3年間を通して、正しいモラルや知識を身につけることができるようにしていきたい。