モラルBOX日記

【安城市立安城東部小】  写真撮影のマナーと肖像権について

公開日
2014/12/24
更新日
2014/12/24

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

1年生の児童にとって、写真を撮られることはあっても、自分が写真を撮る体験は少ない。しかし、小学生になり、学校でデジカメを使って先生や地域の方を撮影する機会も出てくる。そこで、写真撮影のマナーや肖像権についての授業を行うことにした。
始めに、児童にデジタルカメラを見せ、何に使うものかを問いかけた。多くの児童が「写真を撮るもの」と答え、家族や親せきに写真を撮ってもらった経験を話した。その経験をもとに、教師が「では、知らない人に突然、写真を撮られたらどう思いますか。」と問いかけた。多くの児童が、「嫌だ」「気持ちが悪い」「どうしてそんなことするのと思う」などと、不快に思うことを発表した。
その後、写真を撮るときに相手を嫌な気持ちにさせないためにはどうしたらよいかを考えた。児童の「ニュースを作る人とかだったら、撮られてもいい」という意見から、写真を撮る側が名前を名乗り、どのような目的で写真を撮るのかが分かれば嫌な気持ちにならない、という意見でまとまった。
次に、ジャストスマイルを使い、写真のデータに落書きされる様子を見せた。児童は大きな声で「やだ。」「やめて。」などと叫び、自分たちの写真が他人に加工されると、とても嫌な気持ちになるということを実感した。その後、自分たちの写真に自分で落書きをする体験を行い、気持ちの違いを問いかけた。多くの児童が、自分でやるなら嫌じゃないという思いをもち、他人の写真を勝手に加工してはいけないことを学んだ。