１１月２２日（土），２３日（日）の両日に地域の行事として富木島公民館まつりが行われた。地域の方や子どもたちの作品展示，芸能発表などの催し物を通して，人々の交流の場となった。今年も，会場となった富木島公民館には，朝早くから多くの人が訪れ，賑わっていた。
　そんな中、毎年プログラムの一つとして行われている６年生の伝統芸能、「虎舞」、「富木島太鼓」、「民謡」は、大好評であった。学校において、「ふるさと学習」と称し、地域の方を講師として招き、６年生が学び、体験した大きな学習成果であった。また，当日の会場運営の手助けとして，２２名の児童が出店を手伝ったり，各コーナーでの仕事を分担したり，ボランティアとして働き，地域の一員としての役割を果たした。ボランティア活動をする児童も初めは戸惑っている様子であったが，慣れるに従って徐々に表情にも余裕が見られるようになり，すっかり地域の人々の中に溶け込んでいた。
　地域の方々からは，子どもたちがステージで一生懸命に発表する姿やボランティアでの活動ぶりに，たくさんの賞賛の声をいただくことができた。これから何十年か後に，地域の伝統を受け継ぎ，その役割を背負って立つ子どもたちの姿が目に浮かんでくるようであった。