【岡崎市立六ツ美北部小】自分の気持ちを相手に伝える方法を考えよう
- 公開日
- 2014/12/26
- 更新日
- 2014/12/26
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
1年生から学年が上がり、たくさんの友達と遊ぶ姿が見られるようになった2年生の子供たち。1年生の時とは異なり自分たちで定めたルールを守って遊ぶようになりました。しかし、ささいな言葉の擦れ違いや、思いの擦れ違いからトラブルになることもしばしばあります。子どもたちや保護者の方にアンケートを取ると、まだ携帯電話をもっている子どもはほとんどいないようです。しかし、これから携帯電話でコミュニケーションを取ることになった時、どのような言葉や思いの伝え方をすれば自分も相手も気持ちよくコミュニケーションをとることができるのかを考えさせたいと思い、今回の授業を考えました。
わたしたちの道徳に掲載されている、「おつきさまとコロ」の読み取りを進めて心情を考えました。
【資料】「お月様とコロ」コロはとてもわがままなことばかり言うので、今では友達はギロしかいなくなってしまいました。ギロは毎日コロを遊びに誘いますが、コロは不満ばかり言っています。ある日気のいいギロもさすがに我慢の限界を超えて「コロとはもうあそばない」と怒ってしまいます。コロはギロが去って初めて、「これではいけない」と気が付きます。
話はコロが「ギロにあったらあやまろう」というところで終わります。子供たちとは、コロとギロのこの後の会話を考えて、役割演技を行いました。役割演技をする際には、自分がコロの役になってセリフを考え、そのセリフをコロになって言います。また反対に友達がコロになった時はギロ役になって相手のセリフを聞いて返事をします。
コロの役もギロの役も、どちらの役も経験することで、これから自分がどうするといいのかを実感をもって考えることができました。
【児童の感想より】
・ごめんねと言えてすっきりしました。
・謝ることには勇気がいるんだなぁと思いました。
・コロ役もギロ役も嬉しい気持ちになりました。
・友達がやっているのを見て、嬉しそうだなと思いました。
子供たちは、自分が嬉しい言葉を掛けると、相手も嬉しくなり、自分が嫌な言葉を言うと、相手も嫌な気持ちになるのだということに気が付いたようです。これから先、携帯電話やスマートフォンをもった時にも、自分も友達も大切にするコミュニケーションツールとして活用してくれることを期待します。