【南知多町立篠島小】 郷土料理に学ぶ会
- 公開日
- 2015/01/07
- 更新日
- 2015/01/07
ちょっといい話
本校では、毎年11月に6年生が総合的な学習の時間に、「郷土料理に学ぶ会」を実施しています。この会は、篠島漁業協同組合からフグを15匹提供していただき、篠島観光協会の方に講師をお願いし、フグの学習会・フグを使った調理実習を行います。学習会ではフグの種類、調理の仕方、毒についてなどを学習し、実際にフグを目の前でさばいてもらいます。その後、学校の調理室に移動し、観光協会の方に指導していただきながら、実際に包丁を使って切り身にします。包丁の持ち方や身の切り方など、懇切丁寧に教えていただいています。児童は「観光協会の方は簡単に切るけど、薄く切るのは難しい」と苦労しながら調理し、最後はフグ鍋にして全員でおいしくいただきます。
この学習は、篠島の様々な方の協力がないと成り立ちません。フグを提供してくれる漁協、調理を指導してくれる観光協会、調理実習のお手伝いをしてくれる保護者など、大変協力的でありがたく思います。篠島の大人は「子どもは島の宝」と言って、子どもたちに大変よくしてくれます。
教室に戻り、子どもたちはお世話になった漁協の方や観光協会の方にお礼の手紙を書きます。手紙には「やさしく教えてくれてありがとう」「フグのことがよくわかった」と感謝の言葉が多く書かれています。郷土愛を育くみ、島の大人の愛情に気付くたいへん意義のある学習となっています。