【半田市立さくら小】福祉実践教室を通して
- 公開日
- 2015/01/09
- 更新日
- 2015/01/09
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
5年生は,総合的な学習の時間の中で,一年を通して「ふくし」について学習を行ってきました。その中の一つとして,11月25日(火)に福祉実践教室を行いました。福祉実践教室を通して,障がいの種類や障がい者の暮らしについての理解を深め,「ふだんの くらしの しあわせ」という,ふくし教育の大きな目標について考えました。
子どもたちが,さまざまな施設へ行き,その場所で体験させていただくという形で行いました。
高齢者の方の施設へ行った児童は,一緒に将棋や囲碁,スカイクロスというスポーツを通して,高齢者の方がどんな場面で困るのか,また,自分たちにできることなどについて考えることができました。児童の感想には,「人生の先輩としてたくさん学ぶことがあった。自分のおじいちゃんにもいろいろな話をしてほしい。」や「大きな声でゆっくりと話をして,いろいろなことを教えてもらいたい。」など,相手を敬う気持ちをもつことができました。
保育園へ行った児童は,幼児と一緒に遊んだり,絵本の読み聞かせをしたりする中で,どういう接し方をするとよいかについて考えることができました。特に読み聞かせでは,事前に何度も練習をしながら,読み方やスピード、声の大きさなどについて考え,上手く伝えられるように工夫することができました。児童の感想には,「今度小学校に入学してくるので,一緒に学校で遊びたい。」や「同じ目の高さで話をすると,よく聞いてくれた。」など,自分たちがどういう気持ちや態度で接するとよいかを考えることができました。
聴覚障がいの方の施設へ行った児童は,事前に手遊びやジェスチャーゲームなど,どういう関わり方をすると,みんな楽しく,しあわせになれるのかを考えることができました。当日は,自分たちで考えた遊びや,施設の方が紹介してくれた遊びを通して,聴覚障がいの方がどんなことに苦労をしているのか,また,自分たちにはどんなことができるのかなどについて考えることができました。児童の感想には,「困っている人を見かけたら,いきなり声をかけるのではなく,正面に回って,しっかりと顔を見て声をかけたい。」など,普段の生活の中では,気がつかないようなことを考えることができました。
福祉実践教室を通して,児童は,「ふだんの くらしの しあわせ」を実現するためには,どうすればよいかについて考えることができました。これまでに学んできたことをしっかりとまとめ,3学期には,学んできたことをいろいろな人たちに発信できるようにしていきたいと考えています。