モラルBOX日記

【一宮市立葉栗北小】春の校外学習でのできごと

公開日
2015/06/01
更新日
2015/06/01

ちょっといい話

本校では、春の校外学習を、上級生と下級生の交流の場となるよう、ペア学年で実施しています。そこでは、いくつかのほのぼのとした行動が見つかるのだが、今年度もそのような光景を見ることができました。
 二、五年生十人ほどのグループが、草むらでドッジボールをしていました。投げたり受けたりする中心は五年生で、二年生は逃げ回っているだけだったが、それなりに楽しく遊んでいるように見えました。すると、一人の五年生が、自分が受けたボールをペアの二年生に渡しました。受け取った二年生は、「え、なに?」という表情をしたが、すぐにその気持ちを理解し、力強く、うれしそうにボールを投げました。
 今回の校外学習では、このほかにも子どもの純真な一面を見ることができました。それは、バドミントンのシャトルだったり、野球ボールだったり、あるいは、髪どめ用のピンだったりと、自分たちがここで落としたとは思われないものや、実にちっぽけなものなのに、「先生、たいへんなものを拾ってしまいました。」と言わんばかりの顔で、届けに来たことです。子どもたちの感想文には、優しくされてうれしかったことや優しくして感謝されうれしかったことが書かれていました。
 今回の校外学習は、子どもの優しさや思いやりを改めて思う機会となりました。