【新城市教育委員会】対話を通して考えを深める道徳科の実践
- 公開日
- 2026/09/24
- 更新日
- 2026/09/24
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
大切な試合に遅刻したチームメイトを許すことができない主人公が、相手の事情を知り自分の考えを見つめ直していくという教材文「ちこく」を通して、内容項目「相互理解・寛容」の授業を行ったときのことです。主発問は「自分だったらチームメイトを許すことができるか」でした。抽出児Aは「大切な試合に遅刻したから許せないよ」と発言し、何人かが同じ意見であると続けました。その中で、B児は「皆はクラスでそういうことがあったとき、友達に遅れてきた理由とか聞かないの?」と発言しました。A児はその言葉に揺さぶられたようで、少し考えこんで「理由によっては少しなら許せるかも…」と、考えを見つめ直し始めました。教師が「どうして許せるかもと思ったの?」と問い返すと、「相手にも何か理由があったかもしれないから、まず話を聞かないと、と思い直した」と答えました。その後、他の子から「前にこんなことがあった…」と教材文に似た経験談が次々に披露され、理由を聞いて「仕方ないな」と感じたという話も紹介され、対話が弾みました。身近な出来事として捉えたとき、「まず相手の話を聞かなくちゃ」という「寛容さ」が湧き上がってきたのだと感じました。教材文の理解に終始するのでなく、自分たちの生活に落とし込んでいく「傾聴」の大切さを改めて感じました。