豊川市の道徳主任会では、研究主題「豊かな心をもち、他者と共によりよく生きる力を育む道徳教育」に取り組んできました。

令和６年６月１４日（金）には、豊川市立南部中学校長西川真治先生と豊川市立金屋中学校長田中基明先生を講師に迎え、教科書以外の教材の扱い方に関する学習会を行いました。

　西川校長先生には、「副読本の使い方やポイント」についてお話を頂きました。実際に執筆をされた当時のことや、作成にかかわる思いなどについても教えていただきました。また、「教材を扱う際に、どれだけの時間と思いが込められているのかを考えて教材を分析したり発問を構成したりしてほしい」と、御意見を頂きました。副読本だけでなく、すべての教材に共通する内容であり、授業構想における基本的な構えを学ぶことができました。

　田中校長先生からは、学習指導要領の内容についてお話をいただきました。特に、地域教材を自作することや、地域の行事に造詣が深い方々から協力を得ることで、授業の効果が一層高まることを教えていただきました。さらに、様々な機会に道徳の授業を家庭や地域に公開することで、学校の道徳教育への理解や協力を家庭や地域からも得られ、共通理解を深めていくことが期待できると教えて頂きました。

　今後も、子供たちが興味をもって学ぶことのできる道徳授業を目指し、研究を進めていきたいと考えています。