モラルBOX日記

【犬山市立犬山南小】 情報社会で生きるために

公開日
2015/09/02
更新日
2015/09/02

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 パソコンやスマートフォン,ゲーム機など,児童のまわりにはインターネットにつながる機器がたくさんあります。そんな情報社会で生きる児童たちには,小学生のうちからスマートフォンの利用を含め,正しい知識をもち正しい判断ができるようになってほしいと思います。そのようなねらいで,1年生から6年生までの全ての学級で情報モラルの授業を行いました。本校では毎年,ICT支援員と相談しながら,児童の実態や発達段階に応じた情報モラルの授業を実施するようにしています。
 低学年は,「約束やきまりを守る・知らない人に連絡先を教えない」というテーマで,自分はもちろん友達の情報も,知らない人に教えてはいけないという内容を学びました。映像を見ながら,知らない大人に個人情報について尋ねられた際に,自分だったらどうするかを考えながら,学習しました。
 中学年は,「こんなものが出てきたら注意・入ってはいけない!大人のページ」というテーマで,ワンクリックの危険性について学びました。授業の最後には,実際にパソコンを操作し,うっかりクリックしてしまいそうな場面を体験しました。
 高学年は,「インターネットの利便性と危険性」というテーマで行いました。インターネットにつながる機器の多さを調べたり,一度公開した情報は二度と回収できないことを学習しました。簡単に世界中に情報を発信できるということは,便利でもあり危険も伴うということを具体例と共に学びました。6年生の児童の感想からは,「世界につながる道具が自分のまわりにこんなにもたくさんあることに驚きました。」「一度公開した情報は回収することはできないということを知ったので,今後スマートフォンを持つことになったら,自分の行動に責任をもって使うようにしたいと思いました。」などの感想がありました。情報社会は,危険な面があることを十分に理解した上で,上手く活用できるよう実態に応じた学習の積み重ねを大切にしていきたいと思います。