【刈谷市立刈谷南中】情報モラル教育実践
- 公開日
- 2015/09/07
- 更新日
- 2015/09/07
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
「ゴール下のファウル」という資料(『事例で学ぶNetモラル』より)を用いて授業を行いました。資料のあらすじは、「バスケットボール部に所属している武が、新人戦大会でファウルをしてしまい、その結果、チームは逆転負けをしてしまう。その後、SNSに心ないメッセージが多く発信され、武は落ち込んでしまう。しかし、仲間の助けを得て立ち直り、再びバスケットボールを始めることができた」という内容です。
資料を読んだ後、武やチームメイトの気持ちをそれぞれの立場になって考えました。武の気持ちは「悔しい」「学校に行きたくない」、チームメイトの気持ちは「ファウルがなかったら勝てたのに」「武のせいだ」といった意見が出ました。次に「今回のようなことが書き込まれると、その後どのような事態が起こるだろうか」と問いかけると、「いじめが起こる」「無視する人が出てくる」といった、人間関係が壊れてしまうことを心配した意見が出ました。また、「メッセージを見た人が不快に思うし、そのメッセージは消えない」といった、情報端末機器の特性に触れる意見も出ました。ここで、さらに踏み込んで「メールやSNSを使う上で、注意するべきことは何だろうか」と問いかけたところ、「人の嫌がることを送らない」「よくメッセージを確認してから送る」「もし送ってしまっても謝る」といった意見が出ました。
授業の振り返りでは、「相手が不快にならないよう、相手のことを考えて使うことが大事だと分かりました」「これからSNSなどを使うときには、自分の書いた文を読み直したり、注意したりしていきたいと思いました」などの意見が出ました。この授業を通して、生徒たちは相手を思いやること、そして、情報端末機器を使用する際に、気を付けるべきことについて考えることができました。