【岡崎市立根石小】郷土の偉人から学ぶ郷土愛
- 公開日
- 2015/09/18
- 更新日
- 2015/09/18
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
岡崎市では、郷土の偉人を題材にした道徳の自作資料集『夢をつむいだ人々』という副読本を全校に配布しています。市道徳部での研究3年目となる本年度は、これまで行ってきた授業から浮かび上がった課題について、複数の学校の道徳主任で検討し、発問内容を練り上げて授業に挑みました。本校のすぐ近くに位置する岡崎市東公園の高台に志賀重昴の銅像があり、今も岡崎市を眺めるように立っています。
本校5年生の学級で「志賀重昴」を題材とした資料『三河男児の歌』を使って授業を行いました。郷土愛について思いを高めることをねらった資料ですが、まだ郷土を離れた経験のない子供たちにとって、岡崎の良い所をどう感じているのか不安をもちながらも、導入で投げかけてみました。すると「家康の出身地」「おかざえもん」「木村資生」「本多光太郎」「八丁味噌」「花火」「自然が多い(東公園)」という内容が挙がってきました。主人公の心情を問う発問をした後、「もし今、この教室に重昴さんが来てくださったら、みんなにどんなことを言うだろうか。」と問いかけました。「岡崎には、東公園だけでなく君たちが思う以上にいいところがたくさんあるんだよ。これを守るのは、今の君たち、未来の君たちだよ。」と記述した子がいました。市内の小中学校の実践には、総合学習で「ふるさと学習」に取り組んでいる学校もあり、その学区ならではのよさを取り上げて守っていきたいという発言が見られました。それぞれの学校で身近な学区のよさを取り上げているところが、興味深いと思います。これから、岡崎市のよさをたくさん学び、故郷に誇りをもって生きていこうという思いをを深めることができるとよいと思います。