【瀬戸市立南山中】 感謝のトイレ掃除
- 公開日
- 2015/09/18
- 更新日
- 2015/09/18
ちょっといい話
ある週明けの月曜日の朝早くに、同じ市内中学の校長先生から電話をいただきました。「おたくの学校の野球部の子たちを、ぜひ褒めてあげてください。」という内容でした。その日、全校集会があり、校長先生からその話を聞いた野球部員は、とても誇らしげな表情をしていました。
野球部は、練習試合に行くと必ず、そこの学校の外トイレの掃除をしてから帰ります。練習試合に出向いた先の学校の校長先生が「ありがとう」と声をかけてくださると、「僕たちがグラウンドを使わせていただいているから、当たり前のことをしているだけです。」と部員のひとりが返事をしたそうです。試合の勝敗に関係なく、相手校の部員の皆さん、先生、グラウンドへの感謝の気持ちを表すための掃除なのです。そして仕上げに、「感謝のトイレットペーパー」をお土産に置いて帰ることにしています。
顧問は、言葉なり、言動なりで、常に人としてどうあるべきかを部員に教えています。部活動を通して、野球の技術を身につけるだけでなく、社会に通用する人間に成長してほしいという想いをもって、日々の指導にあたっています。
本校の野球部は、昨年度の中総体は全国大会に出場することができました。その裏には、心を育てる指導の積み重ねがあったことを実感しています。