【安城市立桜町小】本当の情報かどうか確かめよう
- 公開日
- 2015/10/01
- 更新日
- 2015/10/01
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
1年生の学級で、情報を確かめることの大切さを学ぶ授業を行った。内容は、以下の通りである。
家のポストにある手紙が投函されていた。「たいへんです。きのう、すいどうたんくに、どくが いれられたようです。がっこうや いえの すいどうの みずを ぜったいに、のまないように してください。そして、まわりの ひとにも おしえてあげてください。
すいどうかんりくみあいより」という内容である。この手紙について、どう思うか、そして、どうすることが大切かを話し合い、考える授業展開である。
児童に手紙の内容を伝え、本当かうそかを尋ねた。多くの児童は、うそであると考えた。理由は、「なんとなく怪しいから」「本当だったら怖いから」と曖昧なものばかりであった。教師が、「本当だったら、みんな毒を飲んで死んじゃうよ。」と揺さぶりをかけると、ある児童が「本当かどうかを調べたらいい。」と答えた。
その意見から、どうやって調べたらよいかを話し合った。「機械で調べたらいい。」「でも、機械は家にはない。」「機械を買えばいい。」「どんな機械を使えばいいか分からない。」「どんな機械で調べたらいいか、水道管理組合に電話すればいい。」「それより、水道組合にこの話が本当かどうかを聞けばいい。」最終的には、水道組合に確かめればよいということに落ち着いた。
その後のふり返りでは、「うそか本当か分からないときは、調べたいと思いました。」「情報は、気を付けた方がいいと思いました。」「本当かどうか分からないときは、本人に聞こうと思います。」
今後も、児童が情報社会に対応できるように、自分が知り得た曖昧な情報に左右されず、確かめることが大切であるということを話していきたい。