モラルBOX日記

【稲沢市立小正小】親子ケータイ安全教室

公開日
2015/10/06
更新日
2015/10/06

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

 子どもたちは,携帯電話やゲーム機器を使って,インターネットを利用し,オンラインゲームやSNS,オンラインショッピングを行っています。6年生に聞いたところ,オンラインゲームやSNSなどを半数以上の子どもたちが使用しています。
 しかし,ネット利用による危険性についてはほとんど理解していないのが現状です。例えば,ポイントがもらえる理由で,使用しない無料アプリをダウンロードしたり,知らないアドレスから送られてきたメールを開いたりしているようです。また,SNSの使用による友達関係のトラブルも起こりました。
 そこで本校では,6年生の親子を対象に,ネット利用による危険性の理解を深め,インターネットを子どもたちには安全に利用できるように,保護者の方には安心して子どもに利用させられるようにするために,学校公開日に「親子ケータイ安全教室」を行いました。
 携帯会社から講師を招いて,日常何気なく使用しているインターネットの中にある危険性を具体的に教えてもらいました。個人情報の漏洩や高額金額の請求など,自分が危険に巻き込まれるだけでなく,書き込みや写真のアップロードなどによって,自分が加害者になるケースがあることも聞きました。このような危険から回避するためは,家庭でルールを決めることが一番であり,万が一困ったときには,早く大人に相談するようにとアドバイスをいただきました。
 話を聞いた子どもたちからは,「インターネットにはたくさんの危険があるなんて知らなかった」「自分の気持ちを伝える時は,できるだけ直接話すようにする」といった声を,保護者からは「ゲーム機器がインターネットにつながるとは知らなかった」「家庭のルールを親子で考えるきっかけになった」といった声を聞きました。
 これからの時代,子どもたちは,文字を読み書きできるようになることと同様に,インターネットを利用できるようになる必要があります。学年に応じたネット利用の危険性を理解させながら,安全にインターネットを利用できるようにしていきたいです。